
高カカオチョコレートの魅力と期待できる効果とは? 選び方や注意点も解説!
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高カカオチョコレートは、健康や美容にうれしい効果を期待できる食品です。しかし、体に良いと何となく知っているものの、栄養素やその効果についてよく分からない人も多いのではないでしょうか。
本記事では高カカオチョコレートの定義やカカオポリフェノールの効果、食べるときの注意点、低糖質チョコレートの選び方について解説します。新たな食習慣づくりに役立ててください。
高カカオとは?
「高カカオチョコレートは美容やダイエットに良い」と聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、どのような成分が体に良いのでしょうか。高カカオとはそもそも何か、糖質量やポリフェノールなどの栄養素に注目して解説します。
そもそもカカオとは?
カカオは「テオブロマ カカオ リンネ」の学名を持つアオイ科の植物です。その実の中にあるカカオ豆が、チョコレートやココアの原料になります。古くから栄養価の高さが注目され、薬用飲料として利用されてきました。
日本スーパーフード協会が選定した、特に栄養価が高く健康維持に役立つ10の食品「プライマリースーパーフード10」では、カカオはココナッツやマカなどとともに選ばれています。
※参考:一般社団法人日本スーパーフード協会.「スーパーフード推奨品目」こちらをクリック
「高カカオ」はカカオ含有量70%以上が目安
「高カカオ」といわれるチョコレートに明確な基準はありませんが、一般的にはカカオ含有量が70%以上のものが目安とされています。高カカオチョコレートとパッケージに表記して市販されている商品は、通常カカオ含有量70%以上です。
カカオ含有量が多いほど、糖質制限に有効です。ある大手メーカーのチョコレート商品では、カカオ含有量76%の場合、5.0g当たりの糖質は1.6gですが、カカオ含有量86%のものは糖質が1.0gになります。
この程度の糖質量であれば、食べ過ぎに注意すれば、糖質制限やダイエットに取り組んでいる最中のおやつやデザートとして、無理なく取り入れていけるでしょう。
「高カカオ」はカカオポリフェノールが豊富
カカオには食物繊維や鉄分などの栄養素が豊富に含まれていますが、中でも重要な栄養素がポリフェノールです。カカオに含まれるカカオポリフェノールは、植物由来のポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは、体内で発生する活性酸素を抑え、細胞のダメージを防ぐ働きです。活性酸素は紫外線やストレス、食生活の乱れなどで増えますが、抗酸化作用のある食品を適度に食べると減らせます。
ポリフェノールは食品から摂取しにくい栄養素の一つです。自然界の食品に含まれる量は少なく、通常の食事だけで十分な量を摂取するのは簡単ではありません。
そこでポリフェノール含有量の多いカカオを食べて、積極的にポリフェノールを摂取するのもおすすめです。高カカオチョコレートであれば、手軽においしくポリフェノールを摂取できます。
カカオポリフェノールで期待できる効果とは?
カカオの豊富な栄養素は、どのような健康・美容効果をもたらすのでしょうか。ここからは、動脈硬化の予防や高血圧の改善、美容効果や便秘改善、血糖値の改善など、具体的に期待できる効果を解説します
動脈硬化の予防や高血圧の改善
カカオポリフェノールにはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぐ働きがあるとされています。酸化したLDLコレステロールが減ることで、動脈の詰まりや狭窄(きょうさく)を防ぎ、血流をスムーズに保つことに期待できるでしょう。
【期待できる効果例】
● 手足の冷えやむくみが改善される
● 疲れが溜まりにくくなる
● 脳卒中(脳梗塞や脳出血)の発生リスクを抑えられる
さらに、カカオポリフェノールには血管を広げる作用があるとされており、血圧を下げる効果も期待できます。血管の柔軟性が向上し、血液が流れやすくなるため、高血圧のリスクを軽減できる可能性があります。
【期待できる効果例】
● 血圧の急上昇による頭痛やめまいの症状が軽減する
● 心臓への負担が減り、動悸や息切れが起こりにくくなる
● ストレスを感じにくくなり、リラックスしやすくなる
このように、カカオは日常生活を生き生きと過ごすサポートをしてくれます。
美肌効果や便通改善
カカオポリフェノールには、活性酸素を抑える抗酸化作用があるとされています。そのため、紫外線やストレスによる肌ダメージを軽減し、ハリのある肌を保つのに役立つかもしれません。
【期待できる効果例】
● シミやシワの予防
● 肌のくすみの緩和
● 肌荒れの予防
またカカオに含まれる食物繊維には、腸内環境を整える働きがあります。食物繊維は腸内の善玉菌を増やして、腸のぜん動運動(腸が食べ物を押し出す動き)が活発にし、便通をスムーズにする役割を果たす栄養素です。
【期待できる効果例】
● 便秘の解消と、体内の老廃物のスムーズな排出
● 血糖値の上昇を抑える
美容や健康を意識する人にとって、カカオポリフェノールはうれしい効果をもたらしてくれるでしょう。
血糖値の改善
高カカオチョコレートは低GI食品であり、血糖値の急激な上昇を抑える効果に期待できます。GI(グライセミック・インデックス)とは、食後の血糖値の上昇スピードを示す指標です。GI値が低い食品ほど、血糖値の上昇がゆるやかになり、急激な血糖値スパイクを防ぎやすくなります。
高カカオチョコレートは糖質が少なく、さらに食物繊維も含むため、血糖値を安定させやすい食品です。適度に摂取すると、次のような効果が期待できます。
【期待できる効果例】
● インスリンの過剰分泌を防ぎ、体脂肪の蓄積を抑えることが期待できる
● 食後の眠気やだるさが抑えられ、集中力が持続しやすくなる
● 空腹感が起こりにくく、間食を我慢しやすくなる
● 血糖値の急上昇を防ぐことで、糖尿病のリスクを軽減できる
このように、高カカオチョコレートは血糖値の改善による健康効果が期待できます。
高カカオチョコレートを食べる際に気を付けたいこと
高カカオチョコレートは健康的な食べ物ですが、食べるときの注意点があります。ポイントをまとめると、以下の3つです。
● 高カカオチョコレートはカロリーが高い
● カカオポリフェノールの効果は長時間持続しない
● カフェインの過剰摂取になる可能性がある
それぞれの注意点を、簡単に実行できる対策とともに解説します。
高カカオチョコレートは健康的な食べ物ですが、食べるときの注意点があります。ポイントをまとめると、以下の3つです。
● 高カカオチョコレートはカロリーが高い
● カカオポリフェノールの効果は長時間持続しない
● カフェインの過剰摂取になる可能性がある
それぞれの注意点を、簡単に実行できる対策とともに解説します。
高カカオチョコレートはカロリーが高いことを理解しておく
高カカオチョコレートはさまざまな健康効果が期待できるものの、カロリーが高めである点に注意が必要です。カロリーが高い原因は、脂肪成分の一つであるカカオバターが豊富に含まれているためです。食べ過ぎてしまうと、体脂肪として蓄積されてしまうので気を付けましょう。
ただし、カカオバターの主成分であるステアリン酸は、体内で代謝されにくく、血中のコレステロール値を上げにくい成分です。また、その他の脂肪成分であるパルミチン酸とオレイン酸は、一般的な動物性脂肪(ラードやバター)に比べれば、健康への影響が少ないと考えられています。
そのため、目安カロリーを意識して食べれば、体重増加や体脂肪の蓄積にほとんど影響しません。他の食事とのバランスもありますが、1日200キロカロリーを目安に楽しみましょう。
毎日数回に分けて食べる
カカオポリフェノールは、体内に長く留まらず、持続的な効果は期待できません。水溶性のポリフェノールは、摂取後すぐに体内で代謝、吸収されますが、主成分であるエピカテキンは摂取から24時間以内にほとんどが排出されます。
そのため、持続的な効果を出すには、毎日数回に分けて食べるのがおすすめです。1日の摂取量を決めたら、それを2~3回に分けて食べます。
とはいえ、少しずつ食べると「満足感が得られない」「すぐにお腹が減ってしまう」などの不満を感じるかもしれません。この場合は、アーモンドやナッツが入った高カカオチョコレートがおすすめです。満足感を得られるので、食べ過ぎ防止になるでしょう。
アーモンドは、先に紹介した栄養価の特に高い「プライマリースーパーフード10」に次ぐ「スーパーフード」に認定されています。チョコレートとアーモンドは、栄養成分を補い合うことにより、味だけでなく健康面でも相乗効果が期待できます。
高カカオチョコレートのカフェイン量を確認する
カカオ豆にはカフェインが含まれています。そのため、高カカオチョコレートは、一般的なチョコレートと比べてカフェイン量が多い点に注意しておきましょう。カカオ分70%台のチョコレートは、カカオ分45%未満のものに比べると約3.4倍のカフェインが入っています。
カフェインを過剰摂取すると、めまいや不眠、下痢を引き起こす可能性があるため注意が必要です。特に、妊婦や授乳中の女性の1日摂取目安量は少なく、約200mgが限度です。
この量は、カカオ分70%台の板チョコレート3.6枚に相当します。これぐらいの量なら大丈夫と思う人もいるでしょうが、これはコーヒーやお茶など他のカフェイン摂取は加味されていないため、実際に食べられるチョコレートはもっと少なくなる場合が多いでしょう。
適度な量のカフェイン摂取は、眠気の軽減や集中力・注意力の向上、脂肪燃焼の促進、血流の改善など、多くの効果が見込めます。適切な量を意識して、高カカオチョコレートを食べていきましょう。
高カカオチョコレートを選ぶポイント
先述のように、一般的な高カカオチョコレートのカカオ含有量は70%代が目安ですが、高い効果を期待する場合には、より含有量が多いタイプを選びましょう。
しかし、カカオ含有量が多いほどカカオポリフェノールの含有量が増えるとは限りません。カカオ含有量には、カカオ由来の成分が全て含まれるからです。例えば、カカオバターの配合が多い高カカオチョコレートは、カカオポリフェノールの含有量が少なくなります。またカカオの品種や産地によっても、栄養素が変わってきます。
もう一つ気を付けておきたいのは、高カカオチョコレートとノンシュガーチョコレートが別物である点です。ノンシュガーチョコレートは砂糖や乳糖などの糖類が含まれていませんが、糖質がゼロとは限らず、糖質が多いものもあります。またカカオの含有量が多いわけでもありません。
良質な高カカオチョコレートを選ぶには、ポリフェノールやミネラル分を生かした上質なカカオ豆を使っており、高カカオ(含有率70%以上)と明記されている商品を選ぶことが大切です。
おすすめの低糖質チョコレート
チョコレートを楽しみたいけれど、糖質が気になる…そんな方にぴったりなのが、低糖質チョコレートです。ここでは、ケトフード専門ブランド NATUVIEWの商品の中から、おいしさと低糖質を両立したおすすめのチョコレートスイーツをご紹介します。
アマンドショコラ
アマンドショコラは、香ばしいアーモンドと濃厚なチョコレートを組み合わせた低糖質スイーツです。NATUVIEWのアマンドショコラはおいしさはもちろん、糖質86%OFFを実現しています。
キャラメリゼしたアーモンドには、カカオ72%のダークチョコレートをコーティング。甘味料には自然由来のマルチトールやエリスリトールを使用し、糖質を抑えました。
アーモンドにはビタミンEや食物繊維が豊富に含まれており、高カカオのポリフェノールとの相乗効果で、健康や美容をサポートする効果に期待できます。食べ応えもあるため、ダイエット中でも満足感のあるスイーツを探している人におすすめです。
生チョコ
NATUVIEWの生チョコは、濃厚な味わいとなめらかな食感が特徴です。先ほどのアマンドショコラと同じく、チョコレートには、カカオ本来の香りや自然由来の成分(ポリフェノールやミネラル)が豊かな上質のカカオ豆のみ使用しています。
ケトフード専門ブランド NATUVIEWは、余計な添加物を使用せず、産地ごとのカカオの個性を引き出すために、ビーントゥバー製法にこだわっています。ビーントゥバー製法とは、BEAN(カカオ豆)からBAR(板チョコレート)までという意味で、豆選定~焙煎~チョコレート製造まで一貫管理するのが特徴です。
このこだわりの製法により、単にカカオ72%の高カカオであるだけでなく、低糖質と豊富な栄養分、洗練された風味を両立しました。食べる2〜3時間前に、生チョコを冷凍庫から冷蔵庫に移してゆっくり解凍すると、至福の味を楽しめます。
まとめ
高カカオチョコレートは、健康や美容に効果が期待できる、カカオポリフェノールが豊富な食べ物です。低糖質でもあるので、ダイエット中の方にもおすすめのスイーツです。
ケトフード専門ブランド NATUVIEWでは、高カカオで低糖質なチョコレートをオンライン販売しています。本記事で紹介したアマンドショコラと生チョコをはじめとして、グルテンフリーカヌレショコラ、ガトーショコラなども販売しているので、ぜひオンラインストアをご覧ください。
ケトフード専門ブランド NATUVIEWは、栄養分豊富で優雅な風味を持つカカオ豆のみ使用しています。インドの特定農園で育てられた単一品種で、フェアトレード認証されたカカオ豆の使用で持続可能な社会の推進にも貢献しています。
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